WSP

Q&A

溶接品質に関する判定はどのように行いますか?

各規格の対象部および判定基準等概略を比較すると, 表-1のようになります。
JIS Z 3050「パイプライン溶接部の非破壊試験方法」の A基準 *1), WSP 008「水道用鋼管現場溶接継手部の非破壊検査基準」では, 合否の判定にあたり欠陥項目を 14 種類に分類し, 品質評価を合理的に行っています。これは, API 1104「Welding of Pipelines and Related Facilities」と同様の考え方です。また, 図-1に溶接部の評価概要を示します。

放射線透過試験技術者は, (社)日本非破壊検査協会(NDI)の実施する非破壊検査技術者技量認定試験の放射線検査2種技術者(ただし,結果の判定以外の作業については放射線透過検査1種技術者でもよい)以上の資格を有するものとされています。

*1) A基準:銅管の一般の箇所に適用するもので, 溶接部は原則として外観試験および放射線透過試験を行う。この試験が適用できない場合又は特殊な事情の場合には, 外面から超音波探傷試験を行い, さらに外面からの磁粉探傷試験または浸透探傷試験を行う。

なお, 詳細についてはWSP 008「水道用鋼管現場溶接継手部の非破壊検査基準」を参照ください。

表-1 各規格における対象部および判定基準等の比較
規 格 対象物 判定基準 判定方法
JIS Z 3104
「鋼溶接部の放射透過試験方法・等級分類方法」
鋼板,鋼管の溶接部 欠陥の種類
第1種~第4種
合否の判定基準は
3類が基本
欠陥の大きさと数により決定
JIS Z 3050
「パイプライン溶接部の非破壊検査方法」
鋼管の円周溶接部 欠陥の種類を14項目で判定。
合否の判定基準は
3類が基本
欠陥の大きさと数により決定
WSP 008
「水道用鋼管現場溶接継手部の非破壊検査基準」
JIS Z3050を基礎に規格化
鋼管の円周溶接部 欠陥の種類を14項目で判定。
合否の判定基準は
3類が基本
欠陥の大きさと数により決定
API 1104
(米国石油協会規格)
「Welding Pipelines and Related Facil- ities」
ガス・石油等のパイプラインおよび関連設備の溶接部 欠陥の種類を14項目で判定。
各項目毎に判定基準あり
欠陥の大きさと分布(間隔)により決定

図-1 溶接部の評価概要図-1 溶接部の評価概要

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